児童精神科訪問看護

ブログ

こんにちは。
ニコロ訪問看護ステーションの田中です。

今回はニコロの訪問看護の得意なところを紹介する第二弾。
『ニコロの児童精神科訪問看護』です。

少子高齢化の現在、児童に関連する医療・福祉施設は減少傾向…と思ってしまいますが、実は児童精神・発達に関連する施設は増えています。
私は病院で長らく勤務していたので、訪問看護の世界に入ってから地域の児童にかかわる精神医療や福祉の現状を知ったのですが、関係者の方々から実情をうかがって驚きました。

札幌市の障害福祉サービスの検索サイトで障害児通所支援サービスのひとつ『放課後等デイサービス』の施設数を調べるとなんと694件ヒットします(2024年10月現在)。
実際の需要に見合った施設数なのかはわかりませんが、それでも想像していたよりもはるかに多い数です。それだけ心や発達の問題で福祉的な介入が必要なお子さんが多いということでしょう。
医療の方に目を向けても、児童精神科を標榜している精神科やメンタルクリニックは何か月も予約が取れない状況のようです。この状況は10年、20年前からあまり変わっていませんが、少子化になっていることを考えると精神科医療が必要なお子さんの割合は増えている…ということが言えると思います。

もともと私は児童精神科で看護師人生をスタートしたので、こどもの心や発達の問題には非常に関心があるのですが、少子化の現在、なぜここまで心や発達の問題で医療や福祉の支援が必要なお子さんが増えているのでしょうか。
理由はいくつかあると思います。世の中で発達障害の認知が進んだことで早期に関係機関につながり診断されるようになったこと、発達障害の支援体制が充実してきており様々なサービスを利用しやすくなったこと、これらが理由としては考えられと思います。
ただこれらは、認知度の向上や支援体制の充実などプラスの面からの増加要因ですが、家庭や学校で問題を抱え、支援が必要になるケースも多くなってきています。具体的には、不登校、家庭内での問題行動(暴力、自傷、ゲーム依存など)、精神症状の出現(不安や抑うつなど)がそれにあたります。
このような問題を抱えるお子さんは数年前より確実に増えております。この要因もいくつか考えられますが、現在の世の中の…とか、スマホが…とか、価値観の変化が…とか話が長くなるので(笑)、機会があればお話ししたいと思います。

非常に前置きが長くなりましたが、ニコロではこのような学童期、思春期の問題に訪問看護という形で関わっています。
ニコロには児童精神科入院病棟で看護経験があるスタッフが複数名在籍しております。

精神科病院、精神科入院病床を有する総合病院は数多くありますが、そのなかで児童精神科専門の入院病棟を持つ病院は全国的にも数少ないです。
実は以前札幌にも一ヵ所、私も働いていた市立札幌病院静療院という病院が存在したのですが、10年以上前になくなってしまいました(現在は病院ではなく児童複合施設に移行)。

児童精神科病棟は、一般の大人の精神科病棟とはだいぶ異なる環境で治療に当たります。設備的な環境だけでなく人的環境(看護師だけでなく、心理士、保育士が在籍。分校教員も関わる)も大人とは大きく異なります。
また関りにおいても学童期、思春期の発達段階や心性を理解した関わりが求められ、児童の精神、発達を専門的に治療、支援していく病棟でした。
このような臨床で経験を積んだスタッフが、専門的な視点でお子さんや親御さんに医療的な支援を行っていきます。

発達障害や精神疾患を抱え、家庭や学校等で問題を抱えているお子さんがいれば、ぜひニコロにご相談ください。
☆小学生~中学生。未就学児は応相談
☆高校生年代~20代前半の青年期も数多く受けております